2017.04.18
長年弊社の顧問先(会計業務支援)だったお客様より、経理担当者の退職とその後の人材採用についてご相談いただきました。
勤続約30年の経理担当者が退職することになり、後任の担当者を採用するも引継ぎがうまくいかない上、すぐに退職してしまったとのこと。
「現在再度採用活動を実施しているものの、適当な人材が見つかないのですがどうしたらいいでしょうか?」とご相談を受けました。
解決策としてご提案できる方法は、①経理担当者の新規採用、②経理代行です。
①の場合、新規採用にあたり、
・人材紹介会社への紹介料・広告費や募集・採用活動費
・採用後の教育にかかる人件費や時間
・一人前に育成するまでに時間がかかる
などのデメリットが発生します。
一方、②経理代行を請け負った場合、上記のような採用・教育に関連する費用や時間がかからない上に、経理のプロが業務を代行するので、仕事の質を維持することができます。
このことから、弊社ではこれまで経理担当者が担っていた業務を一括して弊社が請け負う、「経理代行」をご提案しました。会計事務所業界ではBPO(Business Process Outsourcing/ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とも呼ばれています。
経理代行では下記のような効果が見込めます。
今回の事例で実際に弊社が請け負ったのは、
◆ 記帳代行(会計ソフトへの入力)
◆ インターネットバンキングでの振込処理代行
◆ 国税、地方税の納付手続き代行
◆ 社会保険手続き代行
◆ 売掛金の入金管理代行
◆ 給与・賞与計算代行
◆ 年末調整代行
など、経理業務の全体の約4分の3の業務です。
これらの業務を丸投げしていただき、経理部門の業務を弊社が請け負うことになりました。
1.募集・採用活動や教育にかかるコスト・時間・労力が0(ゼロ)に
新規雇用には人材紹介会社への紹介料・広告費や募集・採用活動費の時間など、莫大な費用や時間がかかり、また長引けば長引くほど増大します。
さらに採用後も、教育や指導が必要。コストに加え、既存社員の労力・時間がかかります。
経理業務を委託することで、採用活動にかかる費用に加え、面倒な指導・教育などもゼロになりました。
2.年間の人件費の大幅なコストダウン
新規に人材を採用すれば膨大な人件費がかかりますが、経理代行を委託することにより大幅な経費削減や経理業務に要する時間の軽減につながりました。
3.属人化していた経理業務の見直し・効率化
勤続年数30年のベテラン経理担当者に依存していた経理部門。
経理代行を利用して属人化していた経理業務の見直しを行うことにより、引継ぎや業務効率などの問題を解消することができました。
4.プロフェッショナルな経理処理
高い会計・経理の知識を持つ専門スタッフに経理業務を任せることで、正確で確実、効率的な業務遂行が可能になりました。
5.間接業務の負担軽減で売上・利益の向上が狙える
経理部門の一括委託により、経理業務に要する時間が下記のように大幅に軽減されました。
これまで経理業務に充てていた時間を本業に充てることができるようになったことから、営業や経営に専念することができ、売上や利益の最大化が期待できるようになりました。
※お客様情報を保護するため、一部情報を加工しています。