スタッフコラム

ちょっと待って下さい!!!そのタクシー代は本当に「旅費交通費」ですか!?

 

 

目次

  • おすすめしたい映画
  • そのタクシー代は本当に「旅費交通費」ですか!?

 

.おすすめしたい映画

 

皆さま、こんにちは!!!

税理士の畠山です。

 

突然ですが、「カメラを止めるな!」という映画をご存知でしょうか!?!?

今話題の映画です。

この映画の予算は300万円の超低予算で、同時期に上映された「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の2秒分の予算しかない!!と話題となっているそうです。

 

 

 

 

当初は東京都内でたった2館のみで上映されていたそうですが、SNSでの口コミで人気に火がつき、瞬く間に全国上映となりました。

 

そんな中、私も世間の流行に乗り、先日鑑賞しに行きました。

事前の評判どおり、映画の内容も分かりやすくスピード感のある展開で、始めから終わりまで飽きることなく見入ってしまいました。

笑いあり、泣きありの作品になっていますので、皆さまも是非ご覧下さい!!

 

ということで、税務のお話に移りたいと思います!

 

 

2. そのタクシー代は本当に「旅費交通費」ですか!?

 

先日、顧問先の社長からこんな質問を頂きました。

 

 

「今日お客さんと飲みに行くんですけど、タクシー代って経費で落とせますよねー???」

 

 

確かにタクシー代は税務・会計上、経費として処理することができます。

 

「旅費交通費」などの経費項目で経理処理することが多いですね!

 

 

たとえば、、、

  • 残業で終電がなくなり帰宅するために使ったタクシー代
  • 得意先訪問の際に使ったタクシー代
  • 社員が本社会議に出席する際に使ったタクシー代
  • 新商品の知識を蓄えるためのセミナーに出席する際に使ったタクシー代

 

などが「旅費交通費」として処理できるタクシー代です。

 

 

では「お客さんと飲みに行くためのタクシー代」はどうでしょうか?

同じ「旅費交通費」として計上しても良いのでしょうか????

 

確かに同じタクシー代なので、一見「旅費交通費」として経理処理できそうに思えますが…

 

ちょっと待ってください!!!!!

 

 同じタクシー代でも何のためのタクシー代ですか?

 

お客さんを接待するためのタクシー代ですよね!?

 

実は、

お客さんを接待するためのタクシー代

「旅費交通費」などの経費ではなく「交際費」になります。

 

 

「え、なんで????」と思われた方も多いのではないでしょうか???

そもそも、「交際費」とは何でしょうか?????

 

 

交際費は、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出する費用をいいます。

 

つまり、得意先や仕入先などを接待するための一連の行為のために使った費用は交際費に該当します。

 

 

それでは税務上の取扱いはどうでしょうか?

「交際費」も「旅費交通費」も同じ会社が負担した費用ですが、税金計算上の取扱いは異なります。

 

その違いをそれぞれ確認していきましょう!

 

 

(1)交際費

交際費は会社の規模によって税金計算方法が異なります。

  • 会社の資本金額が1億円以下の場合

交際費の額が一定の金額(※)を超えてしまうと、その超える部分が損金(経費)にはなりません。

つまり、一定の金額(※)の範囲内であれば、交際費に該当しても損金(経費)となります。

 

※一定の金額とは次のうちいずれか多い金額です。

(イ)年間800万円

(ロ)交際費のうち、飲食のために使った費用(接待飲食費)の50%相当額

 

 

  • 会社の資本金額が1億円超の場合

交際費の額のうち、飲食のために使った費用(接待飲食費)の50%相当額を超える部分が損金(経費)になりません。

 

(2)旅費交通費

旅費交通費は会社業務遂行上の費用となりますので全額損金(経費)となります。

 

それでは、社長が他社主催の懇親会に招かれた際のタクシー代はどうでしょうか??

 

このケースは社長が接待を受ける立場となり、接待、供応、慰安、贈答のために支出する費用ではないので、会社の業務遂行上必要な経費として認められます。

 

一見同じような費用でも目的が異なることによって、税金計算上の取扱いが異なるので、目的や内容から勘定科目を判断する必要があり、注意が必要ですね!

 

この費用の取扱いはどうだろう??経理処理が不安??

と困ったときは是非弊社にお問い合わせ下さい。

 

 

税理士 畠山洵平